独立診断士のリアル

2018年5月に中小企業診断士として独立。仕事や収入のことなど。

高収入診断士のセミナーを受講してきました

先日、トップレベルの診断士先生たちのセミナーに参加しました。

みなさん、推定年収2000万以上の方たちです。

どうすれば俺たちみたいになれるか?という内容です。

2日間で6コマ合計12時間の講義でした。受講料は3万円也。

受講後の雑感を適当に書きます。

  • 稼いでいる人が稼げている要因は、ノウハウ・スキル2割、人脈3割、行動力5割。
  • 診断士自身も明確なビジョンを持つことが重要
  • コンサル会社の勤務経験はアドバンテージ高い
  • 営業経験者(特に提案型)はアドバンテージ高い
  • セミナーは顧客獲得のためには超大事
  • セミナー回数と売り上げは比例
  • 笑いのセンスはあったほうがよい
  • 声のでかさは意外に大事
  • 補助金はやっぱり儲かる
  • 年収4000万も夢じゃない(ただし、休みはない。おそらく地方では無理。)

 

正直、コンサル会社の経験も営業経験もない自分のディスアドバンテージに気が重くなった面もありましたし、セミナーのコンテンツをどうやって作ればいいのかという課題もありますが、総合的に参加してよかったです。

 

 

 

 

捨てる神あれば拾う神あり

前回の話題とは打って変わって今日は超ハッピーなことが!

なんと、私が支援したものづくり補助金の採択が決定したのです!

 

 

以前、ものづくり補助金について書いた記事はこちら↓↓

 

shigyou.hatenablog.com

 続きの記事がこちら↓↓

shigyou.hatenablog.com

 先程、クライアントに報告したところ、まだご存知でなかったようでとても喜んでくださいました。

診断士冥利に尽きる瞬間です。

今夜は祝杯だ!

来週、早速説明会があるのでクライアントに同行してしっかりサポートしてきます。

仮バラシ診断士

先日、ショックなことがありました。

信用保証協会の仕事がバラされたのです。

この仕事は通常15回コースでスケジュールが組まれます。

報酬で言うと1回が3万円なので、トータル45万円です。

先日、1回目の訪問があったのですが、

財務内容があまりにもひどい。

あと半年もつかどうかって感じです。

原因は先代の急病です。

後継者はいるものの、先代の営業ノウハウが承継されておらず、

先代の個人的な繋がりで付き合っていた取引先が急激に離れていったというわけです。

抜本的な改善策も見出し難い状況です。

同行した金融機関の担当者が、この惨状を見て、

『専門家派遣事業では無理だ。経営改善支援センター(中小企業再生支援協議会の内部にある支援機関)への依頼が必要だ』と言われたのです。

ちなみに、専門家派遣事業と経営改善支援センターと中小企業再生支援協議会の違いを簡単に説明すると

  • 専門家派遣事業→町のかかりつけ医
  • 経営改善支援センター→市立病院
  • 再生支援協議会→大学病院

という感じです。

そんなわけで、想定していた45万円の報酬がパーになりました。

くやしいですっっ!

けっこう時間をかけて事前準備したのにっっ!

今夜はやけ酒だっ!

 

独立診断士の必須アイテム~業種別審査事典~

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診断士として独立すれば

あらゆる分野の案件を受けることになります

当然、全く知らない業界の案件依頼がきます。

小売業出身の私などは製造業が非常に苦手です。

なので、事前準備を人一倍やっておく必要があります。

そんなときに強い味方になってくれるのが

業種別審査事典です

本書にはありとあらゆる業界の特徴が記されています

本来、金融機関の融資担当者向けに作られた本のようです。

なので融資判断の色が強いですが、業界の特色を端的に知るにはベストな一冊です。

ちなみに、1巻2万円とかなりの額です。しかも、全10巻。

個人で購入するにはなかなかの勇気が必要です。

第13次業種別審査事典(第1巻) 【農業・畜産・水産・食料品・飲料 分野】

第13次業種別審査事典(第1巻) 【農業・畜産・水産・食料品・飲料 分野】

 

しかし、ご安心を。

大きめの図書館ならだいたい置いてあります。

 

診断士試験合格後すぐにやったこと~節税対策~

もう約3年前の話になりますが、

診断士試験合格後からは生活が激変しました。

忙しくなったのはもちろんですが、とにかく出費が激増しました(-_-;)

実務補習への参加、診断士協会への加入、懇親会への参加、セミナー参加、書籍購入etc

特に私の場合は地方在住なので実務補習や懇親会に参加する際の旅費が大変でした。

この対策としてあらかじめ行っていたのが税務署への開業届です。

これらの出費を青色申告して節税しようと考えたわけです。
最初の1年間は、実務補習のための受講料、宿泊・交通費、交際費など、数十万円にのぼりました。
しかも、車の減価償却費、ガソリン代、支払家賃、携帯料金、電気代なども事業に用した部分については経費とすることができます。なので、領収書を集めたり、事業に用する割合の計算をしたり、帳簿をつけたりと、めんどくさがらずにやっていけばけっこうな額を経費として計上できます。
最初の1年間は、支出合計が120万円ほどになりました。(車の減価償却費が大きかったです)。これを給与所得と損益通算することで、総収入が減少し、その減少分×所得税率の税金が還付されるというわけです。
ここまで読んで、自分も個人事業の開始届を出して税金の還付を受けようかと思った方。ちょっとご注意を。
これをするには、次の2つのハードルがあります。
まず一つは、現在の勤務先が副業がOKかということです。公務員の方や大企業にお勤めの方は厳しいでしょう。
もう一つは、営業活動の実態(=ある程度の売上)がないと税務署が事業として認めてくれないということです。私の場合は、知り合いの社長に頼んで社員向けのセミナーをやったりしたので、1年間で18万円の売り上げを得ました。

結局、この年は13万円弱の還付がありました。支出の1割ほどですね。

恥ずかしながら、そのときの青色申告を晒しておきます。ご参考まで。

 

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開店休業、心は休めず

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外は突き抜けるような秋晴れです

今日は差し迫った仕事はありません

いわゆる開店休業です

前向きに考えれば、昨日、保証協会の専門家派遣事業を2件分と内閣府受託事業を半日分(およそ7万円分)こなしたので貯金(お金じゃなくて仕事の)があるとも考えられます。

温泉、行きたい

サラリーマン時代とは違って、やろうと思えばそんなこともできます。

しかし、そんなことをしたところで心の底から楽しむことはできないでしょう。

湯船の中で、焦燥感と罪悪感にかられるだけです。

そんなことを、自宅の書斎から窓の外を眺めつつ考えていたら

以前読んだ「七つの習慣」に書いてあったことを思い出しました。

 

まんがでわかる 7つの習慣

まんがでわかる 7つの習慣

 

 著書の中に、以下のように重要度と緊急度の観点ででタスクを分類するという方法論が記されています。

  1. 「重要」で「緊急」なもの(第一領域)
  2. 「重要」だけど「緊急」ではないもの(第二領域)
  3. 「重要」ではないが「緊急」なもの(第三領域)
  4. 「重要」でもないが「緊急」でもないもの(第四領域)

この中でも、時間の確保に努めなければならない最重要項目は2番目の「重要」だけど「緊急」でないものです。この第2領域は、仕事の準備、自己啓発、人脈作り、健康維持など成長の源泉となるものです。

今日のような開店休業日がまさにその時でしょう。

これから近所の公園で積読解消してきます。

昨日の仕事~財務分析~

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昨日は支援先の経営診断業務をしました。

経営診断は、なにはともあれ財務分析です

診断士2次試験では苦しんだ財務ですが

今こうやって、しっかりと実務に活かせられています

2次試験の合否を左右するのが財務であるのと同様に

実務においても財務分析が経営改善の成否を左右します。

現状が数値によって見える化されると

課題の仮説が立てられますし

社長や金融機関の納得も得られ易くなります

ちなみに、法人の場合は決算書が整備されているので

財務分析は問題なくできるのですが

個人事業主の場合は

P/LはあってもB/Sがない、

売上の過少計上はあたりまえ、

帳簿と家計の財布はいっしょ、

ということが殆どで、

まともな財務分析ができないことが多いです。

さて、今回の財務分析からどんな課題が予想されるのか?

とりあえずは、

営業力強化

商品開発

在庫適正化

取引条件見直し

人件費見直し

設備投資

などが考えられますね。

ここから、人事・マーケティング・オペレーションの改善提案へと進めていくわけです。その辺のこともまた書いていきます。