独立診断士のリアル

2018年5月に中小企業診断士として独立。仕事や収入のことなど。

今日の診断士の仕事

今日の仕事は信用保証協会の専門家派遣事業だけでした。

内容は整骨院の覆面調査です。

つまり、実際に店舗へ行って客として施術を受けるのです。

営業の実態を知ることは、後々の提案に信憑性を持たせるための重要なエッセンスになります。特にBtoCの業態の場合は是非やっておいた方がよいです。

私は、もともと整体・鍼・灸・マッサージの類は好きな方なので、趣味と実益を兼ねていますね。ただし施術費用(6,000円+税)は自己負担です。これはけっこう痛い。持病の腰痛より痛いかも(笑)

覆面調査の状況を簡単にレポートします。

まず、事前に保証協会から渡された資料から、敢えて社長の不在の日に突撃しました。しかも事前の資料で完全予約制であることは知っていたにもかかわらず敢えて予約なしの飛び込みで入店しました。これは従業員さんの対応力を見るためです。そして、従業員の女性は想像以上の対応を見せてくれました。13:00頃の訪問でおそらく昼休憩中のようでしたが私を爽やかな笑顔で招き入れて頂いたのです。女性スタッフ曰く「本来なら飛び込みはお断りするのですが今日は予約が少ないので特別ですよ♡」と。顧客に特別感を与えるこのテクニック!すばらしい神対応です。施術までの待ち時間が10分弱あったので、その間に待合室、トイレ、ご意見箱、POPなどをこっそりパシャリ。清潔感のある治療院で、壁に貼られたアンケート用紙には高評価の意見が並べられていました。そして、肝心の施術もとても丁寧で自宅で出来るストレッチや食事の注意までアドバイスして頂きました。おかげで腰痛もスッキリ楽になりました。

本来なら、腰痛スッキリで言うこと無しのはずですが、診断士としては複雑な気分です。

そうです。課題が見つけられない!!

覆面調査は社長の心にズバッと突き刺さるような経営課題を見つけるために、なけなしのお金をはたいてい行っているものです。それを予想外に完璧に対応されてしまうとこちとら商売あがったりです。まったく困ったものです。

まあしかし、多面的に見れば課題は必ずあります。というか、中小企業の場合、課題はうじゃうじゃ出てくるのが常です。次回以降のヒアリングで課題をしっかり掘り起こしていきます。

ちなみに、今日の報酬はゼロ。というか施術費用の分マイナス(´;ω;`)ウゥゥ

それなりの報告書を作成すれば報酬請求できるのかもしれませんが、半分趣味の行動なのでなんとなく遠慮しました。